昼間の幽霊!?

bossgroup

2016年08月04日 19:02

こんばんは




一日お疲れ様でした




かよこです






暑い日が続いていますので、

ちょっと涼しくなるような、ならないような面白い小話をご紹介します


8月4日の小話

 「昼間の幽霊」


女房に死なれてから、ずっと一人暮らしの男がいました。

ある日の事、男が昼飯を食べていると、

お膳の向こうに白い着物を着た青白い顔の女の人が、

♪ ヒューッ、ドロ ドロ ドロー と、現れました。







「 ひゃー! 出た―! 幽霊だー! 

お助けをー! ・ ・ ・ あれっ?」


よく見てみると、それはずっと前に死んだ、男の女房ではありませんか。


「かかあ・ ・ ・。 おめえか? おめえだな! 

 かかあよ、なんで今頃になって化けてきたんだ?」


男が言いますと、女房の幽霊は目に涙を浮かべて言いました。


「お前さん。 ・ ・ ・ 長い事、長い事、お前さんに会わないので、

 ・ ・ ・ 会いたくて、会いたくて、つい、出てきました。」


「そうか、そいつはうれしいねぇ。 しかし、

 それにしたってお前もせっかちな女だな。 幽霊なんだから、

 夜まで待てばいいじゃないか」


すると女房の幽霊は、怖そうに身震いして言いました。


「よっ、夜にだって。 ・ ・ ・ おお、おそろしい。

 お前さん、あたしが恐がりなのを知っているだろ。

 もし夜に来て幽霊にでも出会ったら、どうするんだい。」


     ♪ ちゃんちゃん(おしまい)




涼しくはなりませんが、笑えて元気が出ませんか?

またご紹介しますね








それでは、今日はこの辺で。

また明日、ごきげんよう